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家づくりコラム

鐘楼堂新築 設計・施工

現在、鐘楼堂新築工事の加工中です。 お客様は鎌倉時代の建築様式を望まれています。 一般に出回っている社寺建築書籍には江戸時代の建築様式のことしか書かれておりません。 鎌倉時代と江戸時代では木割、斗栱(組物)、軒反りなど技術的な部分にも大きな違いがあります。 ですので今回のようなケースでは実際にその建物に見合っ...

田浦の週末住宅 外壁出隅の留仕口「千切り」(ちぎり)

田浦の週末住宅の外壁は厚み24㎜の杉板張りで、出隅(コーナー部分) は2方向の杉板を45°で切った部材を突き合わせて「留め」で納めています。 その留め部分は上から「千切り」(ちぎり)という蝶々型の木を入れて木材同士を 引き寄せています。 出来てしまえば見えなくなりますが、千切りを入れると効果は全然違います。 ...

善応寺山門 柱底部 鉛板敷き込み

通常、社寺建築の柱は石の上に建っています。雨が強く吹き付けると石の上の水分を柱底部から吸い込むため、柱の足元から腐り始めます。 弊社では柱底部からの湿気対策として柱の底部に厚さ3㎜の鉛板を打付けています。 こうした気遣いが建物の長寿命化に繋がるのです。

宮大工の神髄は設計にあり

青鳳工房は宮大工であり、一級建築士でもある社寺に精通した代表の白石耕平が設計しています。 社寺建築に一番必要なのは建物のプロポーションを整えることです。 どんなに丁寧で精巧な仕事をしても建物のプロポーションが悪ければ台無しです。 地震、風雨に耐える強さは勿論、人々の心の拠り所にふさわしい荘厳な美しさを持った建物...