現在、鐘楼堂新築工事の加工中です。
お客様は鎌倉時代の建築様式を望まれています。
一般に出回っている社寺建築書籍には江戸時代の建築様式のことしか書かれておりません。
鎌倉時代と江戸時代では木割、斗栱（組物）、軒反りなど技術的な部分にも大きな違いがあります。
ですので今回のようなケースでは実際にその建物に見合った類似調査させていただいたり、工事修理報告書などを参考に設計します。
弊社は平安、鎌倉、室町時代の国宝、重要文化財の工事修理報告書を所有しております。
その都度、お客様がイメージする時代、形式、建築様式に則した設計をします。
今回、建築する鐘楼堂のモデルとなった奈良県の鐘楼堂を見せていただきました。
「未来の文化財を造る」という決意をもって仕事に取り組んでおります。